【医師監修】薄毛の原因とは?具体的な症状や対策を解説します
薄毛は多くの人が抱える悩みのタネです。その分、世間に情報も溢れており、もしかしたら自分は薄毛なのではないかと不安に感じる方もいることでしょう。
薄毛を治療するためには正しい知識を身に着けることが大切です。髪のために良かれと思ってしたことが逆効果になる可能性もゼロではありません。
今回は薄毛について、その原因やメカニズム、お家でできる対処法まで医師監修のもとで詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
まずは薄毛か否かを正しく把握しましょう
まずは毛髪の生えるサイクル(周期)について
毛髪は健康であれば成長期→移行期→退行期→成長期…と一定の周期に従って生え替わっていきます。この周期をヘアサイクルと呼び、薄毛と密接に関わりがあると言われています。
そこでまずは薄毛への理解を深めるためにヘアサイクルについて詳しく見ていきましょう。
①成長期
成長期は髪が長く太く成長していく時期です。毛が生え始めてから成長が止まるまでの期間を指し、一般的には2年から6年ほど続きます。
毛根にある毛母細胞が分裂することで毛髪は伸びていきますが、成長期はこの毛母細胞の活動が活発化している時期とも言い換えられます。髪は1日0.3mm程度のペースで成長し、1年かけて15cm程伸びるケースが一般的です。
正常な状態であれば約10万本ある人間の髪の85%程度がこの成長期にあると言われています。
②移行期
移行期は成長期の髪が休止期に移行する時期です。退行期と呼ばれることもあり、文字通り毛根の細胞が徐々に活動を停止し、退行していくことで髪の成長が遅くなっていきます。
成長期で説明したように毛母細胞の分裂によって髪は成長しますが、そのためには毛乳頭細胞から毛母細胞に指令が下されなければなりません。退行期になるとこの毛乳頭細胞が毛母細胞から離れていき、髪を伸ばすための指令や栄養を供給する働きが弱まっていきます。
期間は約1~2週間程度で、髪全体の中では1%程度と最も割合の少ない時期です。
③休止期
休止期はヘアサイクルの最終段階で、毛根が退化し抜け落ちていくまでの期間です。
この休止期は3ヶ月から4ヶ月程度続き、毛髪全体の9~14%程度を占めます。
毛乳頭細胞が縮小しているため指令・栄養の供給共に停止しており、髪の成長自体もほぼ完全に停止した状態です。
そして新しく成長期の髪が生えてくることで、休止期の髪は押し出されて脱毛します。この流れを繰り返すことで健康な毛髪が維持されていくのです。全体のサイクルは個人差もありますが、男性で3~5年、女性で4~6年程度だと言われています。
薄毛の場合のサイクルの変化
薄毛になってしまう場合は成長期に問題が生じているケースが多いです。通常であれば2~6年程度続くはずの成長期の期間が何らかの要因で短くなると、髪が十分に成長しないまま抜け落ちてしまいます。
そうなると、抜け毛が増えることに加えて細くて短い髪の割合が高くなり、地肌が露出しやすくなるのです。
薄毛かどうかのチェック方法
正常な場合でもヘアサイクルによって1日に50~100本程度の髪は抜け落ちていきます。そのため抜け毛があるからといって、すぐに薄毛が進行しているわけではないことを覚えておきましょう。
ここでは自分で薄毛かどうかをチェックするためのポイントを紹介します。ただし、あくまで判断基準の1つとして考え、不安がある場合は専門のクリニックで相談するようにしましょう。
●抜ける毛の傾向
細くて短い抜け毛が多い場合は注意が必要です。産毛の状態で髪が抜けるようであればヘアサイクルが乱れている可能性があります。
●髪質
唐突に髪質が変化したかどうかも基準として挙げられます。とくに髪のハリやコシがなくなったと感じたらクリニックに相談することをおすすめします。
●頭皮の状態変化
頭皮がベタついたり、フケが増えたりし始めた場合は黄色信号です。頭皮の環境が悪いと脱毛に繋がる危険性が高まります。
●境界部分の変化
境界部分とは髪の生え際を指します。とくに額の生え際が後退したり、頭頂部の地肌が透けて見えるような場合は注意してください。
薄毛にはどの様なタイプがあるの?
一口に薄毛と言ってもいくつかのタイプが存在します。ここでは代表的なものについて説明していきます。
男性型脱毛症(AGA)
男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia=AGA)は文字通り、男性に多く見られる脱毛症です。男性ホルモンの働きが主要な原因として見られており、それが活性化する20代から30代で発症するケースが多いです。
図のようにAGAの中でもいくつかの進行パターンがあり、どのように進行していくかは個人差があります。最終的には後頭部、側頭部を残して地肌が露出してしまうことが特徴です。
女性男性型脱毛症(FAGA)
女性男性型脱毛症(FAGA)はAndrogenetic Alopeciaの語頭に女性を意味するFemaleという言葉を付け加えたもので、女性に発症する薄毛です。男性型脱毛症とは違い、頭部全体の髪が薄くなることを特徴としています。
その原因は男性型脱毛症と同じく男性ホルモンにあると言われています。実は女性も男性より少ないものの男性ホルモンを体内で分泌しているのです。
更年期などの理由で女性ホルモンが少なくなると相対的に男性ホルモンの割合が増加し、発症に繋がると考えられています。
また図のように、FAGAも進行の仕方によっていくつかのパターンに分けられます。
円形脱毛症
髪がコイン状に抜け落ちる脱毛症です。単体で発症することもあれば、複数の円形脱毛症が同時に発症し頭皮全体が抜け落ちるケース、体全体に表れるケースなど発症の仕方は多岐にわたります。
正確な原因は解明されていませんが、ストレスや自己免疫機能によって発症すると考えられています。
脂漏性(しろうせい)脱毛症
脂漏性脱毛症は皮脂分泌の異常によって引き起こされる脱毛症です。皮脂が過剰に分泌されると、頭皮がベタつき炎症やニキビなどが発生します。
それによって、頭皮環境が悪化し、十分な栄養が供給できなかったり、毛根が詰まってしまったりすることで抜け毛が進行してしまうのです。
薄毛の原因について
原因①遺伝
薄毛の原因としてまず挙げられるのものが、遺伝です。
頭皮環境やホルモンは薄毛を引き起こす大きな要因となりますが、体質的に頭皮が乾燥しやすかったり、男性ホルモンの分泌量であったりは遺伝の影響を大きく受けます。
そのため、家族や親族に薄毛の方がいる場合は、薄毛になる可能性も高いと言えます。
原因②ホルモン
ホルモンは髪の成長にも密接に関わる要素の1つです。
例えばAGAやFAGAは「ジヒドロテストステロン(DHT)」というホルモンが毛乳頭のホルモン受容体と結合することで髪の成長を抑制し、引き起こされると考えられています。
このDHTは男性ホルモンである「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素と結合して生まれます。そのため、男性ホルモンが増加するとDHTが多く生み出されるようになりAGAを発症してしまうのです。
一方FAGAの場合ですが、こちらは更年期などで女性ホルモンの分泌が減少することでバランスが崩れ、相対的に男性ホルモンが増加し発症します。
また、女性ホルモンには髪の成長を促進し抜け毛を防ぐ作用もあるため、女性ホルモンが減少すると抜け毛が増えてしまうケースも考えられます。例えば分娩後は妊娠によって一時的に増加していた女性ホルモンが一気に減少するので脱毛症を発症する場合があります。
原因③血行不良
ヘアサイクルの項でも解説したように、髪が健康に成長するためには毛母細胞が活発に分裂しなくてはなりませんが、そのためには十分な栄養を供給が必要です。
図のように毛母細胞は毛乳頭にある毛細血管を通して、栄養を受け取っています。血行不良になるとその供給が滞ってしまい髪が成長できず、薄毛を引き起こす可能性があるのです。
喫煙や運動不足、寝不足などは血行不良の原因となるので注意しましょう。規則正しい生活を心がけることが大切です。
原因④頭皮の栄養不足
たとえ血行不良が無かったとしても、そもそも供給するための栄養が足りない場合は当然ながら髪が健康的に成長できません。
毛髪を構成する主成分はケラチンと呼ばれる物質で、主にタンパク質によって作られています。また髪が成長するタイミングでビタミンや亜鉛なども消費されるので、バランス良く食事を取ることが重要だと言えるでしょう。
偏食や過度なダイエットなどは薄毛に繋がる危険性があるので避けるようにしてください。
原因⑤ストレス
様々な体調不良の要因となるストレスは頭皮にも悪影響を与えます。
例えばストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こします。通常であれば徐々に変化しつつバランスを取っているホルモンですが、強いストレスに晒されると人間の脳はホルモンを減少させたり、増加させたりといった急激な変化を起こすような指令を出してしまうのです。
また、ストレスによって自律神経がうまく働かなくなると、内臓が上手く機能しなくなり、食欲不振や消化不良に繋がります。そうなると頭皮はもちろん体全体の栄養不足を引き起こして体調がさらに悪化してしまいます。
このようにストレスは上で述べてきたような薄毛を引き起こす要因のさらに根本的な要因となりかねません。
自分でできる薄毛対策・予防法
①食生活の改善
栄養不足が薄毛に繋がる危険性についてはお伝えしました。食生活を改善し、しっかりと栄養を供給することは薄毛対策に繋がります。
毛髪の成長につながる主な栄養素としては、まず髪の主成分ケラチンの材料である「タンパク質」が挙げられます。身体の様々な部位を構成するための物質で、肉や魚、卵白、大豆などに多く含まれる栄養素です。とくに大豆はAGAの原因酵素である5αリダクターゼを抑制するイソフラボンを多く含むためおすすめです。
次に細胞分裂や新陳代謝を促進する「ビタミン」も重要だと言えます。ビタミンは非常に多くの種類がありますがとくに髪の成長に必要となるものとして、
●頭皮環境を整える「ビタミンA」
●毛母細胞の分裂を活性化する「ビタミンB」
●毛細血管に作用する「ビタミンC」
●抗酸化作用によって頭皮を保護する「ビタミンE」
などが代表的です。ビタミンは魚介類や野菜、フルーツなどに比較的多く含まれるので、毎日の食事に取り入れていきましょう。
そして、髪や筋肉、骨格の生成に必要なミネラルも大事です。これも種類が豊富ですが、その中でもケラチンの生成に関わってくる「亜鉛」は積極的に取りいれたい栄養素として知られています。牡蠣や豚レバー、牛肉の赤身などが亜鉛の豊富に含まれる食材です。
②適度な運動
適度な運動はストレス解消や血行不良を解消できるため、薄毛の防止にも適した生活習慣だと言えます。
運動には大きく分けて有酸素運動と無酸素運動の2つがあり、とくに薄毛対策としておすすめできるのは有酸素運動です。
有酸素運動は酸素を使いながら筋肉に小さな負荷をかける運動で、例としてはジョギング、ウォーキング、水泳などが挙げられます。これを行うことで、新陳代謝の活性化、血行の促進、自律神経の整備などの作用が期待できます。
③質の良い睡眠
睡眠は脳を休ませ、体の機能をを調整するために大きな役割を果たしています。そのため、質の良い睡眠を取ることはストレス解消やホルモンバランスを整える効果が期待でき、薄毛予防にも繋がります。
睡眠の質を向上させるためには、自分にあった寝具を選んだり、温めのお湯に入浴したり、早めに食事を済ませたり、できるだけリラックスした状態で身体に負荷なく入眠することが大切です。
④ヘアケア方法の見直し
ヘアケアは頭皮環境に良くも悪くも大きな影響を与えます。正しい方法でヘアケアできれば抜け毛防止の助けとなりますが、間違った方法でケアしてしまうと逆効果になりかねません。
正しいシャンプー・トリートメントの方法
シャンプーをする際はいきなり洗剤をつけるのではなく、まずぬるま湯で髪を洗うようにしましょう。このときお湯が熱くなりすぎると頭皮が乾燥したり、毛根を痛めたりする要因となるので注意が必要です。38℃位が適正だと言われています。
お湯で余分なほこりや皮脂を落としたら、シャンプーをしていきます。直接髪に洗剤をつけるのではなく、まず手に出して泡立ててから洗うことで頭皮の負担を軽減できます。そして、絶対に爪は立てずに指の腹で優しくマッサージしながら頭皮全体を洗うようにしましょう。
しっかりと洗い残しのないように洗えたら、入念に洗い流します。シャンプーが残った状態は毛穴の詰まりや頭皮の炎症を引き起こし、薄毛の原因となるので時間をかけてちゃんと流すようにしてください。ちなみにこのときもお湯が熱くなりすぎないように気をつけましょう。
そして、シャンプーが終わったらトリートメントの番です。毛先から水が滴り落ちないように軽く水気を切ってから薬剤を付けていきます。このとき毛先から順に塗っていくことがポイントです。半分くらいまで付けたら余ったものを頭頂部に付けて完了です。
浸透するまでつけたまま5分から10分程度待ちましょう。すぐに流してしまうと内部までしっかり薬剤が届きません。
その後ぬるま湯でしっかりと洗い流したら、髪を乾かしましょう。重要なのはドライヤーの前にタオルドライを挟むことです。強く擦ったりせずに優しく押し当ててください。頭皮や髪は熱に弱いため、ドライヤーはできるだけ手早く終わらせましょう。最後に髪を保湿するようなオイルや育毛剤で保護して終了です。
シャンプーやトリートメントの選び方
シャンプーは洗浄力が強すぎるものを選ぶと必要な油分まで根こそぎ洗い流してしまい、逆に頭皮の乾燥を招く危険性があります。
そのため、薄毛防止の観点でシャンプーを選ぶ場合は洗浄力がマイルドで頭皮に負担をかけにくい「アミノ酸系の洗浄成分」を主成分としたものを選ぶようにしましょう。
トリートメントを選ぶ際は成分を確認し、効果を確認して自分にあったものを選ぶようにしてください。成分の例としては高い保湿力を誇る「リピジュア」、安全性の高い「加水分解ミルク」、ダメージヘアを補強する「フィトステリル」などが挙げられます。
また継続的に使うため、あまりに高価なものは避けたほうが無難です。
⑤育毛剤・発毛剤の使用
育毛剤と発毛剤には明確な定義はありません。ただ発毛成分を認められているミノキシジルのような医薬品が配合されている場合には発毛剤、それ以外の有効成分のみが配合されている場合には育毛剤という名称が使われることが一般的です。
入手しやすく効果がマイルドなものが育毛剤、薬剤師のいる薬局や病院などで購入する必要があり、副作用などのリスクもあるが、効果の大きいものが発毛剤と言い換えることもできます。
育毛剤・発毛剤の選び方
育毛剤・発毛剤を選ぶ場合は「成分」と「使用方法」、「価格」をチェックするようにしましょう。
まずどんな有効成分が含まれているかを確認し、自分の希望にあったものを探しましょう。デザインや知名度だけで選ばないようにすることが大切です。
使用方法に関しては主にスプレーから噴射するタイプと直接ノズルを当てて、頭皮に塗布するものがあります。スプレーは手軽ですが頭皮まで届かせるように注意して噴射する必要があり、ノズルの場合は頭皮に直接かけることができますが、薬剤が垂れてくる可能性があるなど一長一短です。
またトリートメントと同様に継続して使うものなので、続けられる値段のものを利用しましょう。予算と成分でバランスを取ることも大切です。
薄毛治療ではどのようなことをやるの?
①薬剤による治療(内服薬・外用薬)
薄毛治療において最も代表的なのが薬剤による治療です。大きく分けて飲み薬(内服薬)と塗り薬(外用薬)の2種類があります。
飲み薬として代表的なのはフィナステリド(プロペシア)やパントガールです。フィナステリドは5αリダクターゼの働きを阻害し、これによって乱れたヘアサイクルを改善し抜け毛を減らす効果が期待できます。
ただし、男性ホルモンに影響を与えるため、性欲減退や勃起機能障害(ED)のような副作用のリスクもあります。また、女性が服用するとホルモンバランスが乱れて体調に悪影響を与えるため禁忌となっています。とくに妊娠中の女性は胎児に影響が出る恐れがあるため注意が必要です。
一方のパントガールはドイツの製薬会社が開発した薬剤で、髪の成長を助ける栄養素や成分を配合したものになります。構成としてはビタミン剤のようなサプリメントに近いため、安全性が高いことが特徴です。
そして、塗り薬として代表的なものはミノキシジルです。ミノキシジルはもともと高血圧の薬として用いられていたもので、血管を広げる作用があります。それにより、髪の毛細血管を広げ髪が栄養を受け取りやすくなることで発毛を促進する効果が期待できます。
髪を抜けにくくするフィナステリドと生えやすくするミノキシジルの相乗効果を狙って同時に処方されるケースも多いです。
②光治療・LED治療
光・LED治療は波長の長い赤色のLEDライトを使い、毛母細胞に刺激を与え発毛を促す治療です。身体への負担が少なく、薬の服用が体質的に難しい方でも治療を受けられます。
またその効果は「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017 年版」(日本皮膚科学会作成)でも高い評価を受けており、男女の薄毛治療両方で上から数えて2つ目の推奨度Bに認定されています。
ただし、身体への負担を抑えられている分、効果はマイルドです。継続して治療を受け続ける必要がある点には注意しておきましょう。
③成長因子・細胞の注入
細胞分裂を促すとされる成長因子・細胞や発毛に良いとされる成分を直接、頭皮に注入する治療法です。メソセラピーとも呼ばれます。
注入する薬剤には正確な定義がないため、各クリニック独自で配合した薬剤が用いられます。そのため、この治療を受けるときはとくに実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。
またどのような成分が合っているかは自身の体質や毛の状態、症状の進行具合などでも異なってくるため、カウンセリング等でしっかりと情報共有しておくようにしましょう。
④植毛・増毛
植毛・増毛も薄毛の治療として知られています。
まず植毛ですが、これは毛髪を薄毛の部分に直接移植する施術です。大きく分けて人工毛を移植する人工毛植毛と自分の髪を移植する自毛植毛に分けられます。
人工毛植毛は短期間で髪を増やすことができる点は魅力ですが、人工物を身体に埋め込むため負担が大きく、また一度抜けると生えてこないので定期的にメンテナンスを受ける必要があります。そのリスクの高さから脱毛症診療ガイドラインでも施術は推奨されていません。
一方の自毛植毛は自分の毛を利用するため、拒否反応も起こりにくく定着もしやすい植毛です。ただし、毛根が定着して伸びてくるまでに半年から一年ほどかかることや、傷跡が残るリスクが有ることには注意しましょう。
増毛は今残っている毛に人工毛を引っ掛けることで、毛量を増やす施術です。一時的に薄毛が目立ちにくくなる効果が期待できます。しかし、根本的な解決にはならないため、並行して薬剤などによる治療を受けるようにしてください。
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まとめ
今回は薄毛について解説してきました。薄毛はコンプレックスにもなりやすく、悩んでいる方も少なくありません。
また、薄毛の中には放っておくとどんどん症状が進行してしまったり、何らかの病気が隠れていたりするリスクもあります。
そのため薄毛治療にはできるだけ初期段階で正確な診断を受けておくことが大切です。根本的に薄毛を解決したい方、自分が薄毛かどうか不安な方は早めに専門のクリニックへ相談するようにしましょう。
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