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国際学会参加レポート:一般的な脱毛症の種類他(①〜③)
皆さま、こんにちは!リアスクリニック医師の人見です。
本日は、先日参加した国際学会AAHRS(アジア毛髪外科学会)で話題に上った内容から、ワンポイントの知識をいくつかピックアップしてご紹介します。
本日取り上げるトピックスはこちらです。
① 一般的な脱毛症の種類
② 植毛手術と薬の治療について(薬の治療の必要性について)
③ 植毛手術と薬の治療について(手術後の場合)
① 一般的な脱毛症の種類
・AGA:遺伝的要因、加齢、アンドロゲン、ジヒドロテストステロンなどの要因によります。
・休止期脱毛:栄養代謝/内分泌/ホルモン関連の原因があります。具体例としては甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、ストレス、薬、栄養バランスの乱れ、ミネラルやビタミン不足、産後や更年期などが挙げられます。
・頭皮脂漏性皮膚炎:マラセチア、マラセチアの代謝物である不飽和脂肪酸による頭皮の問題です。
・円形脱毛症:遺伝的要因と環境的要因の合わさった自己免疫疾患です。
・身体関連の脱毛症:機械的刺激、放射性物質、牽引などの物理的刺激により生じます。
・薬品と化学物質による脱毛症:抗癌剤や経口避妊薬などの長期内服、染毛剤、シャンプーなどの化学薬品の長期使用により生じます。
・全身疾患による脱毛症:シェーグレン症候群や全身性エリテマトーデスなど特定の疾患により生じます。
・瘢痕性脱毛症:火傷、外傷、炎症による傷痕。毛包が破壊され永久脱毛性になります。
② 植毛手術と薬の治療について(薬の治療の必要性について)
Q:植毛手術を受ける場合も、薬の治療を行うべきでしょうか?
A:はい、薬の治療を受ける必要があります。AGAは進行性のため、移植領域以外の状態悪化を避けるために薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル)での治療を行うべきです。少なくとも6ヶ月間の標準治療を受けて、手術の7日前に使用をやめて手術の準備に入ります。術後は7日以内に薬を再開し、少なくとも6ヶ月以上は薬を継続します。
③ 植毛手術と薬の治療について(手術後の場合)
Q:植毛した後も薬を飲む必要がありますか?
A:はい。AGAを発症された方では、毛髪を移植していない部分の脱毛が進行する可能性があります。移植領域外の毛髪を維持するために、薬の標準治療は続けるべきです。
本日お届けするトピックに関して以上になります。
今後も「 女性ホルモンによる脱毛のメカニズム 」「栄養と毛髪」「経口ミノキシジルの利点」などなど、学会で話題になった最新のトピックスを紹介していきたいと思います。
髪にお悩みの方に少しでも参考にしていただければ幸いです。
また、当院ではマイクロスコープを使った画像診断や、医師・毛髪診断士による無料カウンセリングも行っております。髪に関して、気になる症状やご心配があるかたはいつでも無料カウンセリングにお気軽にお越しください。
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